10月18日(火)に秋葉原ゴミ拾い体験が開催されました。たくさんの大人に交わり、コレクティブ・スクールの小学生たちも参加しました。今回はその様子をお届けします。
活動スタート!
集合場所でトングやゴミ袋を受け取り、黄色いビブスを着用したら準備完了。秋葉原の街でのゴミ拾いがスタートです。スタート地点からすでにいくつかのゴミが目に入ります。ビニール袋や金属片、さらにはかりんとう?のような生ごみまで。さまざまなゴミが散らばっていました。
最初は大通りから。植え込みの中には食べ物の包装紙やストロー、たばこの吸い殻などが多く見つかりました。普段から目にするようなゴミが多いですが、ゴミ拾いとして取り組むとこれほど多くのゴミがあったことに驚かされます。
裏路地で見つけた、ゴミだけじゃない問題
続いて大通りから裏路地へ。裏路地に入ると、さらにゴミが多いことに気がつきます。雑居ビル前のゴミ収集場所では、ゴミが散乱している光景も・・・。入居者の中には国外の方も多く、ゴミ捨てのルールがわからないというケースが増えているそうです。また、このような収集場所の光景を見て、通りすがりの人がさらにゴミを捨ててしまうといったことも起きているとのこと。。
ちなみに、このような場所の近くには、ネズミの糞が多く見られました。ゴミ問題は単なる景観の悪化だけでなく、街全体の衛生にも影響を与えていそうです。さらに、ガードレールに自転車のかごだけがチェーンで繋がれている光景も。おそらく自転車本体だけ移動され、かごだけが残ったのでしょう。これは誰も撤去できないですね。。。
ゴミをよく見てみる
最後に、みんなで集めたゴミを集めて分類してみました。燃えるゴミ、燃えないゴミだけでなく、「どこから来たゴミか?」「どうなっていくゴミか?」など、いろんな視点でゴミを眺めながら分類していきました。中には乾電池など危険なものも含まれており、子どもたちも驚きの声を上げていました。
- 街の中にあるゴミは、わざと捨てられたものだけでなく、そうでなさそうなゴミも多いこと
- 街のゴミはたくさん落ちており、ボランティア活動だけでは解決できなそうなこと
- ゴミの問題は景観だけでなく、衛生や街づくりにも影響する問題だということ
今回の体験も、子どもたちにとって多くの学びが含まれていたように感じます。社会の課題を実際に自分の目で見て、耳で聞き、体で感じることで、多くの学びを得ることができたのではないかと思います。社会課題はニュースや本などで知識として学ぶことも大切です。しかし、自分の目で、耳で、体で体感してみると、今まで気付かなかった発見がたくさんあります。このような発見の一つ一つが、課題の解決へのヒントになるはずです。
次のステップ:解決策にチャレンジ!
さて、コレクティブ・スクールでは今回の体験を活かし、この問題の解決方法にチャレンジしていきます!10月22日、29日、11月5日(いずれも火曜日)の3日間にわたり、スクールの生徒たちと一緒に秋葉原のゴミ問題を解決するためのワークショップを開催します。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください!途中参加や一部だけの参加も大歓迎です。
一緒に地域の課題解決に挑戦してみましょう!